by Kawabata Ayaka

適応障害、寛解になりました~真面目人間のご自愛日記~

「もう大丈夫ですね。寛解です」

先生にそう言われて、私はやっと一区切りついた、と感じた。

2023年の夏頃から心身共に異変が出始め、11月に心療内科へ行った。適応障害と診断された。原因は、当時働いていた職場での人間関係である。ことごとく合わない部下が入社し、数ヵ月に渡り上司に訴え続けたが、私の意見は見事に通らなかっ

考え方ひとつで何事も変わるんだな、ということを妹たちから学んだ話

一人暮らしをしていた家を引き払って、実家に出戻ることにした。

電子レンジやトースターは学生時代から使っていたもので、ちょうど寿命を迎えていたので破棄したのだが、洗濯機は実家へ持って帰ってきた。理由は、いとこに返却するためだ。

私が転職を機に、大学生時代以来の一人暮らしをするとなったのが、いとこがちょうど大学院を卒業する

さようなら、6年間を共にした私の城

ついにこの時がやってきてしまった。

6年間、喜怒哀楽を共にしてきた私の城を去る時が。

6年前、転職を機に1人暮らしをすることになった。同じ関西圏ではあったが、実家からはとてもじゃないが通える距離ではなかったからだ。もともと、転職したら1人暮らしをしようと思っていた。なので泣く泣く実家を出たわけではなく、むしろワクワクし

私が働いた6年間に何が残ったのか~真面目人間のご自愛日記~

2月某日、私はスタバの片隅でソイラテを飲みながら泣いていた。

できるだけバレないように泣いていたが、周囲の客には不審な目で見られていた。それに気付いてはいたものの、それでも涙は止まらなかった。

11月下旬に適応障害と診断された私は、その約1ヵ月後に休職し、復職することなく2月に退職をした。退職自体は医師から勧められたわ

努力が報われるとは限らないことはわかっているけど、努力が報われる世界であってほしいと思う

「努力は必ず報われる」ということはない、ということをわかっているくらいには、私は大人になれていると思う。

幼い頃から、割と何事も投げ出さずにやってきた方だ。習い事、部活、バイトなど、例えば水泳だったら「一通りの泳ぎ方で泳げるようになったら辞めていい」という親の教えを守り、バタフライまで泳げるようになったら辞めた。幼い頃

復職せずに退職すると決めるまでの日々のこと~真面目人間のご自愛日記~

適応障害になって休職して1ヵ月と少しが経過した頃、私はかなり元気になっていた。

休職前の症状は、心身共にいろいろとあった。頭痛・腹痛・立ち眩みのような身体に出る症状もあれば、ちょっとのことで異常に気分が落ち込んだり、かと思えば異常にイライラしたり、と精神的にも不安定だった。家で1人で過ごしている時や休日に友人と過ご

「逃げるは恥だが役に立つ」の意味を考える~真面目人間のご自愛日記~

「そもそもさ、仕事を辞めることを『逃げる』って言うの、何なんやろな?」という発言が飛び出したのは、先日のSEICHOTSU magazine打ち合わせ中のことだった。

確かに。なんで「仕事を辞める=逃げる」っていう認識が蔓延っているんだろう?

適応障害になり、休職し始めて約1ヵ月半が経過した。適応障害は、そ

ドラマ『ブラッシュアップライフ』から考える、私はどう生きるのか

年末年始に会った友人に、ことごとく「絶対に観て!」と強く勧められたのが、ドラマ『ブラッシュアップライフ』だった。2023年1月期にバカリズム脚本、安藤サクラ主演で放映されていた。面白くないわけがない。

普段ドラマや映画を習慣的に観ることはないのだが、あまりにも勧められるので今さらながら観てみることにした。

友人たちが言

自分が正しいのか、間違っているのか、の判断基準は?~真面目人間のご自愛日記~

自分のこの意見や考えは、はたして正しいのだろうか? とよく思っていた。

自分にとって居心地の良い環境にいる時はあまりそうも思わないのだが、私の場合、こういうことを頭に思い浮かべる時は、あまりにも自分と違う価値観に囲まれている時が大抵だった。

そういう環境下にいる時、いろんなパターンに分かれると思う。

あれ、なんかここヤ

適応障害で休職することになりました~真面目人間のご自愛日記~

「本当に頑張っている人は自分で『私、頑張ってる』とは言わないし、頑張っている自覚がない」だとか、「周りから『あの人はいつも努力をしている』と言われている人は、そこまで自分が努力をしている自覚がなくて、なんなら『もっと努力をしなければ』と思っている」だとか、そういったことは世間でよく言われている。私はそれを言われるタイプ

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